今回は第4回Preziの使い方ということで、これがないと始まらない!というぐらい重要な役割を持つ「フレーム」についてご紹介したいと思います。
Prezi(プレジ)のフレームとは
Prezi(プレジ)で使用できるフレームは4種類あります。
左から順に
- ブラケットフレーム(括弧フレームともいう)
- 丸フレーム
- 長方形フレーム
- インビジブルフレーム(透明フレームともいう)
の4種類があり、Prezi(プレジ)編集画面の左サイドバー「〇〇フレーム」をクリックすることで選択することができます。(下図参照)
それぞれどのようなものか、簡単なデモを用意しました。
下図をクリックしてご覧ください。
はい、Prezi(プレジ)のフレームとはこんな感じのものです。
デモを見てお分かりかと思いますが、Prezi(プレジ)のフレームは
- フレームが見えるもの(ブラケットフレーム、丸フレーム、長方形フレーム)
- フレームが見えないもの(インビジブルフレーム)
の2つに大きく分けられます。
インビジブルフレーム(透明フレーム)は編集の時には外枠が灰色で表示されますが、プレビューの際には外枠が透明になります。見ている人にフレームの場所を悟られないため、第3回 Preziの使い方で紹介したフェードインと組み合わせることで、プレゼンテーションにあっと驚く一工夫を取り入れることができます。
フレームの移動にはオブジェクトが付いてくる
さて、つぎはフレームの移動について説明します。
まずは移動させたいフレームを選択します。選択方法はフレームの外枠をクリックするか、[Shift]+[左クリック]を押しながらフレーム全体をドラッグすることで選択することができます。フレーム全体が見づらかったらマウスホイールを回してズームアウトしましょう。
選択ができるとフレームの真ん中に「手のマーク」が出てきます。そこを[左クリック]しながらマウスを動かすことでフレームを移動させることができます。「手のマーク」以外のところでも[左クリック]しながらマウスを動かせばフレームを動かすことができますが、フレームの中にオブジェクトが多くなると誤ってオブジェクトを選択してしまうことがあるため、「手のマーク」を選択する癖をつけたほうがいいかもしれません。
「なんだ、フレームの移動って簡単じゃ~ん」
ってそう思いますか?私も最初はそう思っていました(笑)
ですが、Prezi(プレジ)のフレームはちょっと特殊で最初のうちは結構戸惑うかと思います。
なぜなら、フレームの中にあるオブジェクトが勝手についてきちゃう!
という事がデフォルトになっているからです。それだけなら特に問題ないんじゃない?と思うかもしれませんが、フレームがいくつも重なっていたり、フレームの中に複数の画像やテキスト、オブジェクトが入っていると少し気を抜いたらごちゃごちゃになってしまいます。
Prezi(プレジ)を編集していたらいつの間にかこんなことになっていることがあります。
「やべぇ、フレーム重なってる…(( ;゚Д゚))」
この状態だと(3)のフレームと、(5)のフレームに重なるテキストが片方のフレームを動かしたらついてきてしまいます。
こういう場合は…
対処法はありません。地道に直して下さい。
[Ctrl]+[z]で一つ前の作業に戻れるので、それで解決することも多いですが、一体いつ動かしたかわからない場合は地道に直すのが近道です。直す際に中のテキストや画像、オブジェクトは移動させたくない。という場合は[Alt]を押しながらフレームを選択することで、フレームだけを選択することも可能です。
まとめ
ということで今回はPrezi(プレジ)のフレームについて説明しました。
基本的な内容なので知っていた人も多かったのではないでしょうか。
Prezi(プレジ)の使い方に慣れてきたら、インビジブルフレーム(透明フレーム)を多用したり重ねたりしていろいろな動きを試すことが多くなるかと思います。あまりにも複雑な構造にすると後々修正しづらかったり意図しないオブジェクトがフレームについてきてしまうといった問題がでてくるので注意しましょう。
次回はPrezi(プレジ)のテキストで使用する「フォント」を紹介します。